どうもこんにちは。Windows10のプレビュー版が公開されてからしばらく経ってますね。
先日パソコンにそのWindows10 Technical Preview(以下Win10 TP)をインストールしたので、紹介したいと思います。
ご存じかと思いますが、プレビュー版をメインPCにインストールするのはよくありません。開発途中のベータ版をメインとして使うのは危ないですよね。
かといえばもう1台パソコンを持っているわけもなく、仮想OSだと持っているスペックをフルで使い切れません。
ではどうするかというと、デュアルブートをします。
でも、OSを試すためだけにHDDをもう一台用意するのはもったいないです。。。
と、言うわけで仮想ハードディスク(VHD)を使ってデュアルブート環境を構築したいと思います。
今回はWindows 8.1マシンにWin10 TPをインストールしますが、Windows 10以外でも出来ると思います。
OSイメージの用意
まずはWin10 TPのイメージをダウンロードしましょう。
このページを開き、下の「ダウンロードリンク」というところから日本語を選択、32bitか64bitかを選んでダウンロードします。
今32bitOSの方はx86を選択、64bitの方はどちらでもいいと思います。
インストールメディアの書き込み
先ほどダウンロードしたISOファイルを書き込みます。
USBまたはDVDを使う方は、Windows USB/DVD Download Toolを使います。
- Windows7-USB-DVD-Download-Tool-Installer-ja-JP.exeをダウンロードする。
- インストールする。
- ISOファイルを選択する。
- デバイスを選択する。
- 書き込む。(デバイス内のデータは全て削除されます)
- おわり。
もちろん別のライティングソフトを使っても問題ありません。
私はDVDに書き込みました。
インストール
先ほど書き込んだメディアを挿入し、そこからブートしてください。
BIOSや起動順序によりやり方が異なるので、一概には言えませんがF8とかEscとか押せばなんとかなると思います。
要はUSB(DVD)の起動順序を一番上にして、そいつを最初に読み込ませてやればいいのです。
仮想ハードディスクの作成
インストールを進めるとこのような画面になると思います。
インストールするディスクを選ぶ画面です。ここで、SHIFT + F10を押して下さい。
コマンドプロンプトが表示されたと思います。ここから仮想ハードディスク(VHD)を作るので、以下のコードを1行ずつ実行して下さい。
md C:\vhd diskpart create vdisk file=C:\vhd\win10.vhd maximum=50000 type=EXPANDABLE select vdisk file=C:\vhd\win10.vhd attach vdisk create partition primary assign letter=J format list volume exit exit
1行目のmdコマンドでVHDを保存するフォルダを作成します。
4行目のcreate vdisk file=””でディレクトリとファイル名を指定します。
空白とかあったらダブルクォーテーションで囲んだ方がいいと思います。
maximumは最大ファイルサイズの指定です。50000MBなので50GBということです。別に51200とかでも構いません。計算面倒くさいです。
typeはEXPANDABLEということで容量可変です。多分この方がいいです。自動で容量が増えたり増えなかったりします。
5行目はさっき作ったのを選択するということです。
8行目でドライブレターを割り当てます。C:\とかE:\とかいうアレです。
わかりやすくJとかにしてますが、他と被らなきゃなんでもいいです。
10行目でディスク一覧を表示して、指定したサイズのボリュームが*で選択されていればOKです。
あとはコマンドプロンプトを閉じて、作ったVHDをドライブレターを確認しながらインストール先に指定して下さい。
間違えてC:\とか選んでしまうと目も当てられなくなります。
私の場合注意書きでインストール出来ませんとかいわれた気もするんですができました。細かいことはいいんです。
ここまで来ればあとは待つだけです。
待つ
途中再起動したりしますが気長に待ちましょう。
ブートスクリーンがWindows8と同じなんですね…
やらかしたかと思ってびっくりしました。
インストールが終わったら
再起動後に画面を見ると、画像のようになっていると思います。
マルチブートが成功したということです。
Windows Technical Previewをクリックで、Win10 TPが起動します。
しっかりとWi-Fiやネットワークも認識していますね。
簡単設定を使うでいいと思います。
Microsoftアカウントでサインインします。
Windowws8と同じアカウントなら、設定やアプリが同期されるので、便利です。
最後の処理といわれた後にもう2つくらい処理されました。嘘つきです。
ブート構成の変更
このままだとWin10 TPが既定のOSとして扱われて、ブート時のOS選択画面で放っておくとWin10 TPが起動したりして面倒です。
ですので、Win8を既定のOSに設定しておきます。
Windowsキー + Rキーを同時押しして下さい。
「msconfig」と入力してEnterを押します。
表示された「システム構成」で、「ブート」タブを選択します。
「Windows8.1」(メインのOS)を選択して、「規定値に設定する」ボタンを押します。
下の「OK」を押したら完了です。
ちなみに「タイムアウト」の秒数で、ブートOS選択画面で「あと*秒で自動的にWindows Technical Previewが自動で選択されます」みたいなメッセージの待ち時間を変更できます。
おわり
使用レビューとかは他の人がたくさんやっているので特にしません。
個人的には今のスタートメニューも新しいスタート画面もどっちも好きですけどね。
ですが今のスタートメニューはインストール済みソフト一覧から探して起動するのが面倒ですね。
その点新しいスタート画面には期待しています。
どうでしょうか。うまくデュアルブート出来るようになりましたでしょうか。
OSを削除するときは
削除するときは「システム構成」からWindows Technical Previewを選択して、「削除」ボタンを押します。
現在起動しているとできないので、削除したいOS以外のOSで起動してからやって下さい。
あとは作成した仮想ハードディスクを消せば終わりです。
(今回はC:\vhdを丸ごと削除すればOKです)
それでは、今回はこの辺りで失礼します。