ソニーのウェアラブルネックスピーカー(SRS-WS1)を使った感想

投稿者: | 2018/02/12
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こんにちは。

今回は、Sonyより発売されているウェアラブルネックスピーカー「SRS-WS1」のレビューをします。実は発売してすぐにTwitterで見かけて、気になったので去年(2017)の10月下旬に買っていました。あまり個人ブログでのレビューを見かけなかったので書いてみようかなと思います。

基本性能

メーカースペック

公式サイトとかに書いてある内容ですね。

ウェアラブルネックスピーカー仕様
スピーカー 型式 アンプ内蔵スピーカーシステム
実用最大出力 1W + 1W
スピーカーユニット Φ30mm x 2
入力端子 ステレオミニジャック
電源 リチウムイオンバッテリー
連続使用時間 約7時間 (JEITA規格による。使用条件により異なります)
充電池充電時間 約3時間
使用温度範囲 0℃-40℃
最大外形寸法 (幅 x 高さ x 奥行) 約210mm x 75mm x 205mm
質量 約335g
バッテリー質量 約22g
送信機 送信周波数帯 2.4Ghz帯
到達距離 約30m(直進見通し、スピーカー1台接続)/約10m(直進見通し、スピーカー2台接続)
入力端子 ステレオミニジャック x 1
光デジタル音声入力端子(角型)(fs=48kHzのPCMに限る)x 1
電源 AC電源
最大外形寸法 (幅 x 高さ x 奥行) 約76mm x 17mm x 45mm
質量 約30g
充電台 電源 AC電源
最大外形寸法 (幅 x 高さ x 奥行) 約76mm x 17mm x 45mm
質量 約70g
その他 付属品 送信機(1)、充電台(1)、ACアダプター(2)、マイクロUSBケーブル(2)、音声ケーブル(1)、光デジタルケーブル(1)、専用オーディオケーブル(1)

http://www.sony.jp/active-speaker/products/SRS-WS1/spec.html

使ってみて気付いた性能

やっぱり使ってみてから気付くことってありますよね。

「形」
公式サイトとかを見て貰うと分かりますが、首に引っかけて使うと絶妙に首回りから肩、鎖骨の辺りとフィットする形になってます。WI-1000Xの肩にかける部分のやつみたいな感じでしょうか。あれよりは重いので、形を体に合わせてフィットさせてます。半日くらい使いっぱなしのこともありましたが、辛いなと感じたことは私はありません。

「重量」
約335gとありますが、そんなに気になるほど重くありません。Apple iPhone Xがだいたい半分くらいの重さなので、両肩にiPhone Xを1台ずつ乗せてる感じですね(どんな感じ)。多分上記の形の相まっていると思うのですが、これも別に首が疲れたりしたことはありません。

「音」
これは後述しますね。

「遅延」
ほぼ気になりません。2.4GHz帯無線通信ですがBluetoothではなく、他と混線したりしないのが効いてるのかなと思います。とはいえ2.4GHzなので、電子レンジとか金属に遮られたりとかすると干渉すると思います。やったことはありませんが。

「電源」
USB microBコネクタを使います。送信機、本体への直接充電、充電台への接続すべてこれです。詳しくは後述しますが、ちょっと面倒くさい電源管理が必要です。

「付属品」
公式サイトの仕様にありますが、以下が実際の写真です。ついでに本体も。

 

しばらく使ってみて

2ヶ月半くらい使用した感想です。

やっぱり気になるのはこれですよね。

私は最初この製品は「とても指向性の高いスピーカーで回りにはほぼ聞こえず、自分だけが聞こえるスピーカー」という認識だったのですが、少し違いました。
正しくは「スピーカーを耳元に置くことで音を大きくしなくてもしっかりと聴ける自分専用ホームシアター(2.2ch)」です(私談)。
実際はスピーカーは左右に1つずつで、低音用のパッシブラジエータを搭載しているらしいですが。

テレビとかではステレオ感が足りず、かといってホームシアタースピーカーは物理的にデカいし音も大きい…という人にぴったりだと思います。まさに首に掛けるホームシアターとでも言いましょうか。

私自身ホームシアターシステムとかは使ったことが無いのでなんとも言えないんですが、別にサラウンド化したりとか5.1chのスピーカーを持ってるわけではないんですよ。ただ、左右のスピーカーが自分の近くにあるのでしっかりと音が聞こえて、強弱とか立体感がはっきりと分かる。ホームシアタースピーカーの大きめな音量の体験を耳元で作り出してるんです。

他の機器との相性

私の部屋ではAcerのゲーム用モニターがあって、それをNintendo SwitchPlayStation 4HDMIセレクタで切り替えて出力してます。一応3系統切替なのでWindowsもできるようにしてます。主にゲーム用途ですね。ゲームって長時間イヤホンとかでやってるとものすごく耳が痛くなるんですよ。それがないだけでもすっごく便利。

最近遊んだのだとMETAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAINでしょうか。めっちゃ立体的に聞こえます。左右が分かるのはもちろん、下からの音は下から聞こえます。むしろイヤホンより立体感があるかもしれません。あとはMHWも立体的ですね。

SwitchはSplatoon2スーパーマリオ オデッセイくらいしかまともに遊んでませんが、全然文句なしです。

ただ基本的にこの機器は光デジタル入力になるので、私はHDMIから音声を抜き出して光デジタルへ変換、そのまま信号をパススルーする機器を使ってます。

ゲーム機→セレクタ→音声分配→モニタ(映像)/SRS-WS1(音声)
という形です。これならセレクタで切り替えた機器の音声をSRS-WS1で流すことができます。

良かったところ

「自分には十分な音だが、周りからは案外大きく聞こえない」
いわゆる音漏れですね。まぁスピーカーなので音漏れとはちょっと違うと思いますが。ただ最初にも書いたとおり自分の耳元において自分の耳に向けて音を発するので、自分にはちょっと大きいかなくらいの音量でも周りからは意外と気になりません。1人部屋なら部屋を出て扉を閉めれば耳を澄まさないと聞こえないくらいかなと思います。

「音がいい」
上にも沢山書きましたが、イヤホンのような直接音を取り入れてる感じではなく、ホームシアタースピーカーを首に掛けてる感じです。こればかりはご自分で体験してみて欲しいです。

「肌触りがいい」
メッシュな素材でなんとも言えない肌触りです。肌に当たっても痒くならないし、服を着てるような感覚。

「光デジタル以外にも対応している」
私は使っていませんが、光デジタル以外にも3.5mmジャックも使えます。送信機に挿して無線で聴いたり、付属ケーブルで直接スピーカーにつないで聴いたりできます。
スマホとかもこれで有線接続ながら使えます。いいエクスペリエンスが得られるのかは定かではありませんが。

「振動機能が気持ちいい」
振動機能を「強/中/弱」で選べます。正確にはパッシブラジエータが振動しているらしいので、「ウーファーを肩に乗せて振動を感じる」でしょうか。音量が小さいと振動も小さくなります。これが緊迫感のあるシーンや迫力のあるシーンでとても効果を発揮します。
例えば爆発シーンならドォーンという音で震えますし、緊迫シーンならBGMの低音で震えるので臨場感があります。アクション系の映画とかゲームとかで使うといいと思います。なので私はいつもは”中”、迫力が欲しいときだけ”強”にしています。”中”でも必要以上には震えませんし、その方が”強”の振動が目立つのでより一層迫力を感じることができます。
”弱”はちょっと物足りない感が…(ほぼ振動しなくなるので、逆に振動がいらない人は”弱”でいいはずです)

気になったところ

基本的な性能には問題ないのですが、もう少し気を配って欲しかったなというものです。

「充電用と送信機用で2つ電源が必要」
電源アダプタとUSBケーブルが2つずつ付属されていますが、こういうわけなのです。これだけでコンセントを2つ使ってしまいます。充電場所とテレビが離れているという場合は良いかもしれませんが、基本的にはテレビの脇とかに戻すと思いますし、充電器と送信機はセットで良かったのではと思いますね。
私は2.0A出力ができるUSB ACアダプタを1つつけて、そこにケーブル2本をつないでます。まぁ、充電と送信は同時に使用しませんし。

「汚れたときが気になる」
良いところで書きましたがメッシュな素材が使われています。最初はいいですが、長い間使っていて汚れたらどうするんでしょう。もちろん丸洗いとかできません。ファ○リーズとかしておけばいいんでしょうか。

「意外と大きい」
首に掛けるにはいいサイズですが、持ち運びにはちょっと大きいです。基本的には家専用ですね。

「折れたりしそう」
めちゃくちゃ弱いわけではないです。ただ片側を持つと真ん中の部分ですこししなったりするので、無理にフニャフニャ振ったりすると折れるんじゃないかという気持ちになります。

「充電が横置きしかできない」
充電スタンドを使うと横置き(平置き)しかできません。一応本体に直接挿して充電もできるらしいのですが、面倒くさいので充電スタンドを使うとスペースを使います。

こう書くといいところより気になるところが多くなりましたが、基本的な性能には全く問題なく、それ以外の「もう少しここが良ければ」くらいなので十分いい製品だと思います。

まとめ

まとまるか分からないけどまとめます。

買うときは

私はビックカメラで買ったのですが、「スピーカー」ではなく「ホームシアター」という感じのジャンルになってました。スピーカーやヘッドホンのエリアではなく、テレビコーナーの近くにあって、自分の好きな音で試聴ができなかったのが少し残念。やっぱりいつも聴いてる音で聞き比べないと分からないですからね。それに周りの音も大きく正直よく分かりませんでした。
もう思い切って買っちゃうのがいいと思います。

結論

私的には買ってよかった製品でした。
ただ、値段が少し高いかなという感はありますね。もう25%安かったらまだなんとか、半額なら買いだな~という感じかなと思います。

あまり視聴できる場所が多くないのかなとは思いますが、迷っている人は一度聴いてみてください。できればゲームとか映画とかテレビとか自分が普段使おうと思っているもので体験できればベストですね。その上で、思っていた物と違うのか自分の願いを叶えてくれるのか判断するといいと思います。

それでは、今回はこの辺りで失礼します。

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