痛ICカードを作る (e-AMUSEMENT PASS)

投稿者: | 2016/12/04
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すごくお久しぶりです。
たまには更新しないとマズいな~と思ってネタを探していたら、ちょうど良い機会だったので筆を執りキーボードを叩きました。

目的

よく痛Suicaとか見かけるアレです。その別のICカード版ですね。

実は過去にも何回か作っていたのですが、e-AMUSEMENT PASSがセキュリティアップのために新デザインのカードになっていたのと、
バナパスポートが塗装剥げとかで汚くなっていたのでついでに2枚とも新しくしようかなということです。

なお、私のやり方の場合厚みが変わる(そこそこ厚くなる)ので、まぁこの時代ないとは思いますがカード挿入型の筐体で使う人は今回紹介するやり方でやると詰まります。確実に。

また、ICカードは基本的にサイズが変わりませんのでこのやり方で別のカード(NESiCAとかAimeとかICOCAとか)のデザインを変えることも可能です。

ただし、挿入式のカードやカード面を見る必要のあるカードには使えません。
(銀行のキャッシュカードや、クレジットカードなど)
また、カードに”貼り付けないでください“と書かれている場合も行わないでください。(たしかPontaカードはダメだったような記憶)

 

準備するもの

以上を用意します。長く使うものを作るなら、このくらいはないとおそらく持ちません。私が過去に作ったものは端から剥がれてきてしまったこともあります。

上から説明しましょう。まず、
「ICカード本体」。必須ですね。もちろんキャッシュカードは挿入するのでゼッタイに加工しないように。あとPontaカードなんかも貼ってると怒られるとか怒られないとか。
「カッターとカッターマット」。一応ハサミでもできないことはないですが、カードのサイズぴったりに切るのがものすごく難しくなるのでカッター推奨です。ちなみに、私はカッターマットなしでカッター使ったら机がボロボロになりました(アホ)。
「定規」も、カッター使うなら用意しましょう。目測でまっすぐ切れる自身のある人なら不要です。私は切れません。
飛ばして「プリンター」。家にあるものを使います。セ○ンイレブンとかロ○ソンとかのプリンターはダメです。特殊用紙を使用しますので。
「スキャナー」はなくても構いません。私は元のデザインを尊重する派なので、素材として使うためにカードをスキャンします。「完全オリジナルで攻めるぜ!」って人はいらないです。
「柔らかい布」。まぁ傷つくとイヤですし。空気が入らないようになでたりするので。
「サンドペーパー」。最後、端面を研磨します。ラウンドエッジの部分とか、カッターだけではどうしようもないところを削ったりします。あとカットしたところがなだらかになるので剥がれ防止にもなるはずです。無い人は、百均の爪やすりとかでもいいです。というかむしろその方がめが細かいので良いと思います。私は百均の爪やすり、使ってます。

残る2つ、「ラベルシール」と「透明カバーフィルム」です。
ラベルシールは印刷できるシールって感じでしょうか。カバーフィルムは、印刷したシールが削れたりしないよう保護するシールです。

カバーフィルムいらないんじゃね?って思うかもしれませんが、上記で紹介したラベルシールは表面が光沢写真用紙みたいになっているので、正直そのまま使うのは怖いです。あった方がいいです。

私も上記リンクと同じものを使用しています。
カバーフィルムはAmazonが取り扱っていなかったので、バリューパックとかいうのに変更しています。枚数以外の違いは無いはずです。
空気が抜けるタイプとかいうのはなんか光沢してなさそう。指紋の付かない液晶保護フィルムみたいな(個人の予想)。

 

イラストの作成

では作っていくのですが、まずは貼り付けるイラストを作成します。

ペイントソフトを用意しましょう。フォトショとかGIMPとか。

初期設定

私はPhotoshopを使用しているので、以下はPhotoshopでのお話になります。
他のソフトでも名称は違えど同様の機能があると思うので、それぞれ読み替えてください。MS Paintは知りません。

新規作成をして、カンバスサイズを設定します。
オリジナルICカードステッカーの作り方!音ゲーや定期など。簡単に作れちゃう!を参考にしました。

ICカードのサイズは、W:8.96cm, H:5.8cmらしいので、両端に0.5cmずつ余白を足した値を設定します。

img-1401

足してないですね。両端0.5cm足すと計1.0cmですので、W:9.96cm, H:6.8cmを入力します。

作ったら、次にガイドを設定します。余白を分かりやすくするのと、実際に貼られる範囲にスナップさせるために。

img-1402

0.2cmで設定していたかもしれません…ぶっちゃけ余白はお好みです。
腕に自信ニキは余白なしでいいんじゃないでしょうか(適当

ベース画像の配置

私は元のデザインを尊重する派なので(2回目)、ここでベースとなる画像を配置し、なんとなくの参考にします。

ネットで拾ったりスキャンしたり描いたりしてください。

img-1403

ガイドよりちょっとはみ出るくらいにしましょう。

オブジェクトの作成

それぞれのカードにある、独自のオブジェクト(ロゴとか模様とか)を作ります。
完全にオリジナルで攻める人は飛ばしてください。

S○icaとかのロゴはggればあります。無い場合は似たフォントを探して作るか、パスを使って作成しましょう。

img-1404img-1405

今回は左下と右上にある赤いヤツはパスを使い、ロゴは似たフォントで作りました。

img-1406

こんな感じです。

e-AMUSEMENT PASSの左にあるロゴは、Adobe Capture CCを使いました。

最後に、背景となる痛い画像を置けば…

img-1407

なんとなくできてきましたね。
ただ、なんとなく変な感じがするのでエフェクトを付けるなど微調整をしていきます。

img-1408

調整しました。(ました工法
ドロップシャドウとかつけただけですが

終わったら保存します。

img-1409

 

印刷

ここからは印刷です。プリンターにラベルシールをセットしてください。
裏表を間違えないようにしましょう。1枚まるまる無駄になるのでかなりもったいないです。(経験談)

A4サイズの新規カンバスを作成し、「ファイル」→「リンクを配置」を押します。

img-1410

シートがもったいないので、1枚にミスしたときの予備と考えて何枚か配置しましょう。

img-1411

用紙のサイズ半分にのみ配置すれば、残りは切ってA5サイズとして残しておくことができるので経済的です。

 

貼り付け

img-1412

ではいよいよカードの現物にイラストを貼り付けます。

下準備

カッターマットを用意します。あらかじめ印刷物は1つ1つ大雑把にカットしておくといいと思います。

img-1413

養生テープで動かないように固定し、

img-1414

カット

img-1415

そしてカット。

私は2辺をカットし、そこにカードを合わせるとやりやすいです。
シール面の裏からだと絵柄が見えませんからね。

貼り付け

シールのカットした辺と、カードの辺をぴったり合わせて空気が入らないように貼ります。

貼ったら、残りの2辺はとりあえず放置しておいて透明カバーフィルムを貼ってください。
これも空気が入らないようにですね。

img-1416

2枚とも貼り終えたら裏返して、2枚まとめてカットします。
角の丸いところはあとで整えるので、なんとなく切っておけばOKです。

(諸事情によりカードが変わっていますがスルーしてください。)

img-1417

研磨

最後に、サンドペーパー(または爪磨き)を使って研磨します。

当然ですが絵柄→裏面の方向で磨いてくださいね。シールが剥がれてしまいますから。
また、角の丸まっているところもここで削ります。

最初は粗めから、だんだん目を細かくしていきます。

所詮プラスチックとシールなので、あんまりゴシゴシやらずほどほどにしましょう。

 

完成

img-1418

完成です。

友達に自慢するなどして満喫してください。

私は過去にコンビニ店員から「音ゲーやってるんですか?」と声をかけられたことがあり、
(痛カードなのになぜバレた!?)とビビったことがあります。どうでもいいですはい。

あとは実機で実際に使えれば問題なしですね。

最初にも書きましたが、
差し込むタイプのスロットに入れると筐体が壊れます
2枚も何か貼ってるので、けっこう厚くなっているはずですのでやらないでください。

いまはほとんどタッチ式ですが、差し込み式で使う人は削る加工とかを施す必要があるので他を当たってください。

img-1419

新旧比較です。おつとめご苦労さまでした。

それでは、これで終わりにしたいと思います。

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